HIDランプの種類と特徴

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HIDランプとは

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HIDランプは、高輝度放電灯( High Intensity Discharge Lamp )の略称で、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀灯などを総称している。

大光束、長寿命で、ランプ交換の頻度を抑制でき、経済的な照明設計を可能にしている。コンパクトなHIDランプも多数開発されているため、小型スポットライトに採用し、器具が目立たない照明器具が多数製作されている。

HIDランプの発光原理は蛍光灯とほぼ同様であり、ランプを点灯させるためには安定器やイグナイタを必要とする。蛍光灯との大きな違いは、即時点灯と再点灯に時間がかかる。

HIDランプを点灯させるためには、内部に充填されている水銀を完全に蒸発させるための時間が必要であり、数分から十数分の時間が必要である。一度HIDランプを消灯させてしまうと、再度点灯させるまでには点灯に要した以上の時間が必要である。

電圧が低下するなどしてHIDランプが消灯すると、再点灯まで十数分の時間を要する。特性を持っているため、停電時の非常灯に使用するのには適していない。

HIDランプの用途

HIDランプは多様な場所で使用されているが、多くは大光束が必要な用途である。道路照明、公園の庭園照明、高天井の大空間になる工場や倉庫、スタジアムやプールのスポーツ照明などが代表的である。広告や看板のライトアップにも広く使用されている。

HIDランプは、演色性と発光効率を調整することが可能な特徴がある。同じ消費電力でも、演色性を犠牲にして大きな光束を得られ、逆に光束が低くなるが、太陽光や白熱電球に近い、高い演色性を求めることも可能。

全般照明として使用するだけでなく、紫外線照射用のランプとして使用し、塗装や印刷などへの利用、殺菌や洗浄、植物の育成用という使い方もされており、HIDランプの応用分野は、多岐に渡り広まっている。

HID照明の基礎知識

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