防火区画貫通処理

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防火区画貫通処理

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建築基準法によって規定されている建築物の区画。火災発生時に、延焼範囲を限定するために設けられる。耐火建築物または準耐火建築物において求められる仕様であり、間仕切り壁や床に対して、火災時に一定時間以上耐えられる性能を持たせなければならない。

防火区画には「面積区画」「竪穴区画」「異種用途区画」の3種類があり、それぞれ性能が異なる。防火区画は延焼を避けるための重要な壁であるが、電気配管やケーブルは全ての室に対して必要であり、いずれかの地点で防火区画の貫通が必要になる。

防火区画を貫通する配管は、防火区画貫通処理を施さなければならない。防火区画は火災の延焼を防止する区画であり、貫通する配管やケーブルを通じて火災の侵入を避けるため、貫通する壁や床の仕様に応じて区画貫通処理を施す。

防火区画貫通処理の広報は、石膏ボードやケイカル板を用いた中空壁のほか、コンクリートやALCで構成された区画の貫通も規定されている。ケーブルを貫通する場合「防火区画壁の両端に1m以上の鉄管を突き出しモルタルで穴埋めする」仕様規定を採用するのが一般的だが、国土交通大臣認定工法による区画貫通も認められている。

電線管の区画貫通処理は、積水化学工業のフィブロックや、フラマシステムのCMAが代表的。区画貫通処理部分には、認定工法で施工したことを示すシールを貼る。天井裏など隠ぺい部になる場所は、写真を撮影し保管しなければならない。

防火対象物の分割を目的として設けられる令8区画(消防法施行令第8条に定められた区画)については、防火区画貫通処理による貫通は禁じられている。詳細は令8区画の構造・解説を参照。

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